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よくあるご質問

ENDEXTテクノロジーとは?

ENDEXT® テクノロジーとは愛媛大学遠藤弥重太教授によって開発されたコムギ無細胞翻訳システムです。遠藤教授らはコムギ胚芽抽出液における翻訳プロセスがRIP (リボソーム阻害タンパク質)、thionine、プロテアーゼなどの細胞内阻害物質によって阻害されることを発見し、それらを小麦胚乳から除去することによって安定的でかつ効率の高い無細胞タンパク発現システムを作り上げました。この発見に引き続いて、基本的なタンパク質だけでなくさらにビオチン、蛍光基質、安定同位元素やセレノメチオニンでラベル化したタンパク質を高速に発現するシステムを開発しました。真核生物であるコムギ胚芽無細胞系は微生物から高等生物のタンパク質まで正確なフォールディングを維持して発現することができます。

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他の組み換えタンパク質合成系と比べたアドバンテージは何ですか?

コムギ無細胞系で合成されたタンパク質は正しくフォールディングされ可溶化しやすい傾向にあります。また内在タンパク質分解酵素はほとんど無いため、生細胞系で見受けられるような、合成タンパク質の分解はほとんど受けません。
ソニケーションやリゾチーム・ヌクレアーゼ・界面活性剤処理といった溶菌ステップ、内在の不溶性タンパク質を除く遠心など煩雑な操作が不要*です。
昆虫系や哺乳類細胞系の様な培養設備などは特に必要なく、また特別な経験や手技の必要も無い為、どなたでも簡便にタンパク質合成出来ます。
培地の質、コンタミ、ターゲットタンパク質の毒性など様々な理由で条件に差が生じる生細胞系とは異なり、再現性良くタンパク質合成が出来ます。
糖鎖修飾は起こりませんが、このことはマラリアタンパク質のような糖鎖を持たないタンパク質合成に適するだけでなく、X線回結晶構造解析において望まれる、均一なタンパク質調製に貢献することがあります。

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合成実績、合成量について教えて下さい。

我々のグループ(CFSおよび愛媛大学)ではこれまでに、ERなどの核内レセプター、NF-κBなどの転写因子、p38, CaMKなどのSer/Thrカイネース, TIE2, JAKなどのTyrカイネース、カスパーゼ、SARSプロテアーゼなどのプロテアーゼ、マラリア原虫タンパク質など、6000種類以上のタンパク質の合成に成功しています。
生物種の制限も特になく、病原体や好熱菌などの微生物から植物や魚類、ヒトを含む哺乳類、までさまざまなタンパク質の合成経験があります。
また、膜局在タンパク質については合成量は望めませんが、合成できたタンパク質について可溶化している場合もございます。
更に、非天然アミノ酸を取り込んだタンパク質合成も容易です。
分子量は、10 kDaから360 kDaまでの合成実績がございます。分子量の小さなタンパク質(ペプチド)についてはタンデムにつなげた合成方法もございます。
合成量は、翻訳方法やタンパク質によっても異なってきますが、1反応でngオーダーから数mgオーダーまで合成可能です。使用用途に応じて翻訳方法や反応スケールを変更して頂けます。弊社では重層法と、バッチ法を使用しておりますが、重層法では、150 μl?6 mlまで反応系を調製でき、最大約 0.5 mgのタンパク質を得ることができます。

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ENDEXT technologyでタンパク質を合成するときに必要な器具・試薬類は何ですか?

弊社製品:コムギ無細胞系専用発現ベクター"pEU"、コムギ胚芽抽出液"WEPRO"、翻訳用バッファー、転写反応試薬セット(酵素・NTPs・バッファー)、または弊社キットをご用意下さい。また、自動合成機(GeneDecoder, Protemist DT IIおよび Protemist XE)も用意しております。
お客様:水、鋳型DNA(pEUベクターに目的遺伝子を組み込むか、またはPCRにより調製)、一般的なバイオ実験用消耗品(恒温槽等)をご用意下さい。
弊社製品の詳細はこちらをご覧下さい:http://www.cfsciences.com/jp/business.html

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