マラリアワクチン開発にGHIT Fundから資金提供が決定
カテゴリ: お知らせ
作成日:2021年04月01日(木)
セルフリーサイエンスは、マラリア原虫のヒトから蚊への感染を阻止する新たな伝搬阻止ワクチン候補「AnAPN1」の開発のための共同プロジェクトとして、グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)より総額で約6.4億円の資金提供を受けることが決定いたしました。
伝搬阻止ワクチン候補「AnAPN1」は、現在アフリカ・ガボン共和国でのヒトにおける第I相試験に向けて準備しており、次世代のマラリアワクチンとして期待しています。
当社では数年前からフロリダ大学のRhoel Dinglasan教授が率いるプロジェクトでAnAPN1タンパク質の伝搬阻止ドメインに焦点を当てた最適なワクチン抗原の開発に共同で取り組んできました。今回のGHIT Foundの資金提供により、この新しいワクチン抗原が臨床開発へ進むこととなりました。
本プロジェクトは、フロリダ大学、味の素バイオファーマサービス、Centre de Recherches Médicales de Lambaréné (CERMEL)、テュービンゲン大学病院の各パートナーとの共同研究プロジェクトで、このワクチンが将来的にマラリアの制御と撲滅に貢献することを期待しております。